供饌菓子(ぐせんがし)の一つ、「清浄歓喜団(せいじょうかんきだん)」を作る日本で唯一の和菓子屋さん。「清浄歓喜団」は、餡に7種類のお香が練りこまれている唐菓子です。
元和3年(1617年)、屋号・亀屋号を治兵衛として創業。京都御所をはじめ様々な神社仏閣に出入りを許され、和泉大掾の称号を授与されました。その後、明治維新の変革に依り、亀屋清永と改称されました。貞享2年(1685年)に刊行された、今でいう京都名所ガイドブックのような文献の中にも、菓子所として「亀屋清永」の名が記されています。銘菓は「清浄歓喜団」。「喜団」とは唐菓子の一種で、唐菓子とは、「からくだもの」と呼ばれ、天台宗・真言宗などの密教のお供物として、奈良時代に遣唐使によりわが国に伝えられたもので、当時は貴族のみが口にすることができるお菓子でした。「清浄歓喜団」には、7種のお香が餡に練りこんであり、そのほのかな神秘的な香は仏教でいう「清め」を意味し、八つの結びは八葉の蓮華をあらわし、形は金袋になぞらえたものです。伝来当時の中身は、栗・柿・あんずなどの木の実を、かんぞう・あまづらなどの薬草で味付けしたもので、小豆餡を用いるようになったのは徳川中期以後のこと。いただく時に、軽く焼くと香味が増します。店内には、御用達である数々の神社仏閣の名前が記された札が掲げらており、その歴史と伝統を感じることができます。
名称 | 亀屋清永 本店 |
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住所 | 〒605-0074 京都市東山区祇園町南側534 |
アクセス | 京阪「祇園四条駅」より徒歩6分 |
TEL | 075-561-2181 |
FAX | 075-541-1034 |
ホームページ | http://www.kameyakiyonaga.co.jp/ |
営業時間 | 8:30~17:30 |
定休日 | 水曜日 |
たばこ | 完全禁煙 |
こんなテーマで紹介しています!
♪祇園さん
□小倉あん、黒糖入り小倉あん
□7月初旬~7/17頃
□売ってるところ
亀屋清永 / 京都タカシマヤ(7/1~7/17) / 大丸京都店 / JR京都伊勢丹
・・・・・・柔らかくもっちりとした焼皮に八坂の御神紋と鉾の焼印がをほどこされています。小倉あんと黒砂糖入り小倉あん2種類でおひとつからでもどーぞ。・・・
(一部、2013年現在の情報も掲載しています。詳細は、直接店舗にお問い合わせください)