井筒八ッ橋本舗

お値打ち価格でかわいくておいしい、言わずと知れた京みやげの大定番「八ッ橋」。実は製造体験もできるってご存知でしたか？

1805年、初代津田佐兵衛により創業されました。京都のおみやげ品の60%はお菓子であり、そのお菓子の中でも「八ッ橋」が半分を占めていると言われています。そんな京みやげの大定番「八ッ橋」の発祥は、あの近代音楽の父バッハと同じ時代に活躍し、共に讃えられている筑紫琴の名手、八橋検校にちなんで生まれたお菓子だとされています。全盲であった検校は、米を研ぐときに流しにざるを受けて流れ米を溜めて、自ら手焼きの堅焼きせんべいを作り、来客にもてなしたと言われています。当時の市中には多くの煎餅屋がありましたが、その人々の中から検校を慕う心で米を材料にした堅焼きを作り、短尺型に切って、反りを付け、琴の型に見立てて売るようになりました。その琴型の堅焼きせんべいを「八ッ橋」と呼ぶようになったのが名前の由来とされています。今ではさらに改良が重ねられた「生八ッ橋」として「夕霧」や「夕子」が人気を博しています。