化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)は、京都市右京区の嵯峨野にある浄土宗の寺です。山号は華西山。化野は東山の鳥辺野(とりべの)、洛北の蓮台野と並ぶ平安時代以来の墓地であり、風葬の地として知られています。
名称 | 化野念仏寺 |
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住所 | 〒616-8436 京都府京都市右京区嵯峨鳥居本化野町17 |
アクセス | 「清滝行」京都バスを「鳥居本」バス停で下車、徒歩5分。「愛宕寺前」下車後嵯峨鳥居本の重要伝統的建造物群保存地区を通る旧街道経由で10分。 |
TEL | 075-861-2221 |
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一面の石仏!?寺院なのに鳥居!?しかも3段重ね!?
化野念仏寺はそんな「!?」だらけになる不思議な寺院です。
化野念仏寺は嵯峨野にあります。
元々は空海が五智山如来寺を建立し、野ざらしになっていた遺骸を埋葬したのが始まりとされており、後に法然が念仏道場を開き、今のような念仏寺となったそうです。
境内に入るとまず一番に目につくのが約8000体という夥しい数の石仏・石塔です。
こんな数、いったい誰が何のために。。と思いたくなるこの異様な光景は、明治36年(1903年)頃に化野に散在していた多くの無縁仏を掘り出して集めたものだそうです。
また、その寺院の南側には大きな仏舎利塔が建っています。ここにはインドサンチー僧院の主管であったパンナティサ大僧正が安置されているそうです。
そして、その仏舎利塔の入口には鳥居の上の横木部分が3段重なったような鳥居があります。
なんだこの鳥居は!?と思う人も多いと思いますが、実は正確にはこれは鳥居ではなく、インドの仏教寺院によく見られる『トラナ』と呼ばれる門らしいです。
ただ、他ではまず見ることのできない特殊な形なので初めて見た人は驚くでしょう。
寺院の北側にはとてもきれいな竹の小道(自分が行った時は工事中でした。。)もあるみたいなので、嵐山に来た際にはもう少しだけ足を延ばしてこの変わった寺院に来てもいいかもしれないですね。