“学生の街 京都”で学祭に行かないなんてもったいない!ということでお届けしている学祭特集。
第四弾となる今回は、京都大学「第57回京都大学11月祭」について取材してまいりました!
昨年は4日間で12万人動員したという京都の学祭の中でも圧倒的な規模を誇る京大の学祭。
今回はその実態を、様々な数字をヒントに解剖してまいります!
京都大学11月祭では、厳しい抽選を勝ち抜いた約120の模擬店が軒を連ねます。
毎年「焼き鳥」「たこ焼き」「クレープ」など定番メニューが網羅される他、他の大学では見られないような”一風変わった”お店も登場するのが11月祭の模擬店の特徴。
過去には「カエルのから揚げ」が出店されたことも!
また、具の数や値段やおつりなど、全ての数字を”素数”にするというこだわりを貫いた「素数クレープ」なるものもあったといいます。
今年も出店されるお店の情報は全て学祭公式サイトで発表されていますので、要チェックです!
場所:おまつり広場(A地区)吉田南構内路上(B地区)時計台周辺(C地区)
ライブや展示、パフォーマンスなどジャンルに捕らわれず、大学構内の屋外のあらゆるところで行われている企画は『グラウンド企画』と呼ばれています。
ここには主に飲食以外の出し物が分類されるのですが、今年の出店リストを眺めてみるとまたもや謎の言葉がちらほら。
一体どんなことが行われるのか・・・?
真相はぜひ現場で!
毎年、11月祭事務局主催による『古本・古レコード市』が開催されています。
京都大学のシンボル、時計台のとなりに、京都大学内や地域の住民の方などから収集したレコードや本が大量に並びます。
今年はレコードが約200枚、本が約500冊集まったとのこと!
さらにその値段はそれぞれ、レコードが100円、文庫・新書が100円、マンガ・雑誌が50円、その他の本が定価の8割引と格安。
過去には有名な著者のサイン本など掘り出し物もあったというのですから、当日探さない手はありません。
日程:11月20日(金)〜11月23日(月)
10:00から18:00まで(最終日のみ17:00まで)
場所:法経本館南東角
ジャンル問わず、京大生かそうじゃないか問わず、学生か社会人か問わず、当日受付で誰でもフリマを出店することができます。
出店可能場所の中で、受付先着順に好きなところへ出店できるので、早めに行っておいしい場所を確保しましょう!
昨年は洋服のみならず、アクセサリー・古本・ぬいぐるみ・フィギュアなども販売されていたとのことなので、もちろんお客さんとしてショッピングするのもお忘れなく!
日程:11月20日(金)〜11月23日(月)
10:00から18:00まで(最終日のみ17:00まで)
出店料:無料
出店方法:http://nf.la/entry/fm.html
毎年ゲストを招いて開催される『Special Live』。
今年は、ソニー・ミュージック主催の全国オーディション「ウタカツ!」でグランプリを受賞したボーカル【CHiCO】と、ニコニコ動画などで活躍するクリエイターグループ【Honey Works】のコラボレーションユニット「CHiCO with HoneyWorks」によるステージです!
アニメ「アオハライド」「まじっく快斗 1412」「銀魂゜」の楽曲でも有名な、ネットでの動画総再生回数1億回超えの注目ユニットです!
日程:11月22日(日) 17:00~
場所:おまつり広場特設ステージ
料金:入場無料
騒ぐコンテンツだけではとどまらないのがさすが京都大学!
本格的な映写機とフィルムを用いた上映も行われる映画ブースが、期間中毎日登場いたします。
今年は特に名作ラブストーリーが多く上映されるとのこと。
日程:11月20日(金)〜11月23日(月)
各日10:30~、14:00~(※21日午前の上映は10:00~となります)
場所:本部構内北端総合研究3号館
<上演スケジュール>
20日「或る夜の出来事」「アパートの鍵貸します」
21日「ウエスト・サイド物語」「マイ・フェア・レディ」
22日「カサブランカ」「誰が為に鐘は鳴る」
23日「バタフライ・エフェクト」「ブレードランナー」
★「誰が為に鐘は鳴る」のみフィルム上映!
盛りだくさんの学祭を締めくくるのは最終日に行われる『Finale』。
11月祭事務局により選びぬかれたサークルによるダンスやダブルダッチなど一級品のパフォーマンスあり。
昨年はお菓子1年分やテーマパークのペアチケットなど豪華賞品でおおいに盛り上がった観客参加型ビンゴ大会あり。
そして10段階に積み上げられ、高さ約2メートルとなった枕木に火をつける、5メートルの巨大キャンプファイアを参加者で囲み、幕を閉じます。
日程:11月23日(月) 17:10~
場所:おまつり広場特設ステージ
なんと京都には「京都大学」「京都学園大学」「龍谷大学」「京都産業大学」「京都教育大学」の5大学によって構成される、『京都学祭連合』なる連合が存在しているそうです!
毎年6月と12月に、京都学祭連合が主催で、他の大学も交えた約15大学で”円卓会議”と呼ばれる「ここの大学こうゆうことしてるから参考にしたい、教えてください」というような情報交換の場が開催されるとのこと。
また『関祭Walker』という関西の学祭情報をまとめた冊子を作り、各大学や関西圏の100を超える高校に郵送するなどの広報活動も行っているのだとか!
こうして他大学同士が協力しあうことでより大きな規模の企画を打ち出すきっかけになっているようです!
他大学との交流は関西だけにとどまりません。
例年、旧帝大合同企画として「京都大学」「東京大学」「東北大学」「九州大学」「北海道大学」「大阪大学」「名古屋大学」の7つの大学共同で作成されたコラボグッズが、各大学の学祭で販売されます。
今年のグッズは付箋。各大学2種類ずつのデザインがプリントされています!
売上は慈善団体に寄付されます。
タイトルでも書いた通り、昨年の観客動員数は4日間で12万人。
さらにお客さんだけでなく出店する側も、模擬店は出るわ企画はいっぱいあるわで、今年も途方もない数の来場が予想される11月祭。
そんなビッグイベントを運営している11月祭事務局のメンバーは、なんと1・2回生約50名のみなのです。
11月祭事務局は、部活やサークルのように、新歓期に有志で集まった学生によって構成されており、2回生の12月には引退となるとのことです。
「でも正直準備って辛く無いですか?」と、事務局の方に少々いじわるな質問を投げかけてみたところ、
えーなんやろ・・・。
もちろん肉体労働も多いんですけど、そんなにしんどいっていうのは、無いかもしれません。
皆この時期は仕事溜まってきますけど、1人でやらされるわけではなく、皆がいるから協力し合えるし。
去年の学祭やったときも、1年間準備してきた学祭が来場者の方々の前で開催されて、それを見てもらってるっていうことにとてもやりがいを感じたし、終わったら全部楽しかったって感じですね!
むしろ私達が一番楽しんじゃってるんじゃないかって思うことがけっこうあって(笑)
と、イベント運営の鏡のようなご回答をいただき感動してしまいました・・・(泣)
中の人が皆さん楽しんで作っていらっしゃる学祭が楽しくないわけありませんね。
いやはや愚かな質問をしてすみませんでしたっ。
このように盛りだくさんの京都大学11月祭。
まだまだここに掲載しきれなかった企画がいっぱいです!
ショッピング気分で、テーマパーク気分で、などなど。
自由な楽しみ方ができる京都大学11月祭へぜひ足を運んでみてください!
『第57回京都大学11月祭』
日時:11月20(金)〜23日(月・祝)
10:00〜18:00(但し23日は10:00〜17:00)
(23日は17:10よりFinale開始)
場所:京都市左京区吉田本町
京都大学 吉田キャンパス
アクセス:市バス「京大正門前」「百万遍」下車すぐ
京阪「出町柳」より東へ徒歩10分
公式サイト:http://nf.la/
投稿日:2015.11.20