さて突然ですが、こちらは何という競技の風景でしょうか?
おやおや。目隠しをした2人が、大きなアミの中でもがいていますね。
正解は、ポストインターネット時代のニューゲーム「ネット検索」でした!目隠しをして同時に網の中に突入し、網目に挟まっているボールを探し出す、という競技ですね〜。
あああ・・・っ。そんなの知らねーよと怒らないでください。みなさん、知らなくて当然。なぜならこの競技は、ついこの間、京都で生まれた、ほやほやの新競技なのですから。
自ら新しい競技を開発(デベロップ)し、
自らその競技で遊ぶ(プレイ)。
参加者全員が、「デベロップレイヤー」になって開催する、山口県発の運動会。
『未来の運動会プロジェクト』が、京都にやってきました。
第一弾「運動会ハッカソン」に潜入して、実際に新競技も開発してきちゃいましたよ!
8月某日。京都市東山いきいき市民活動センターの体育館に集まったのは、小学4年生から社会人まで、年齢も性別もバラバラな20名。デベロップレイヤーになるために特別な資格なんていりません。立場なんて関係ないのです。ほら見てください、懐かしの体育館座り。
まずは、参加者全員でデベロップレイヤーとしての選手宣誓を行います。
「宣誓。我々、デベロップレイヤー一同は、スペースマンシップに則り、つくり、あそび、共有することを誓います。」
”スポーツマン”ではなく、”スペースマン”。
宇宙規模の発想で行くぜ!という気持ちをみんなで表明しました。
さあ、いよいよ競技を開発タイムです!
体育館には、ハッカソンのために懐かし運動会アイテムがずらり。
さらに!
ドローン!
バブルボール!
ルンバ!
という未来っぽいワクワクアイテムも。
開発タイムでは実際に、好き勝手遊びながらアイデアを練ります。寝っ転がる社会人、トランポリンで跳ねる高校生、大玉にボールをぶつける大学生・・・。各々が自由に妄想を膨らませるので、会場はカオスな状態に。
浮かんだアイデアは紙に書き、他の参加者とシェアします。
その中から多くの人が気になったアイデア3つに絞って、それぞれグループを作って開発へと移ります。
今回は、「大玉」グループ、「ドローン」グループ、「その他のアイデア」グループに分かれました。つまり、全員がデベロップレイヤーとなって、実際に遊べる形まで持っていく責任者となったわけです。
開発に使える時間はわずか3時間。限られた時間の中で、まだみんなの頭の中にしかないアイデアを、立派なスポーツへと昇華させなければなりません。そのため、会議を繰り返し、考えられるパターンは全部その場で試す、という作業を繰り返します。
そしてついに!3つの新しい競技が誕生しました。
出来上がった競技は、参加者全員でテストプレイ。
日常生活で絶対使わない筋肉が動き、野生を呼び覚ます大きな奇声が轟き、腹の底から笑ってしまう、白熱した時間となりました。
そして、これら新競技も全て盛り込んだ運動会には、あなたも参加できます!
今まで絶対にプレイしたことのない競技のはずなのに、誰もが体験したあの頃の運動会にタイムスリップできる不思議な空間があなたを待っています。
もちろん、懐かしの通常競技もプレイいたしますよ!
スポーツの秋は老若男女総出で遊び尽くしましょう!
【未来の運動会】
日時:2017年10月15日(日)13:00~16:30
場所:東山いきいき市民活動センター 3階 多目的ホール
参加費:無料
持ち物:体育館シューズ、飲み物、昼食、動きやすい服装
申し込み:こちらからお申し込みください
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主催:きょうと未来の運動会実行委員会
共催:一般社団法人 運動会協会
協力:東山いきいき市民活動センター
投稿日:2017.09.15