さて、いよいよメインの「京都ぽーく」ですが、
あ!前半を見てない方は、試食会前半からどうぞ(・∀・)ノ
そして、メインの前にその素材となる「京都ぽーく」について少々。
不肖堀川による、にわか仕込み薀蓄(`・ω・´)キリッにお付き合い下さい!
「京都ぽーく」とは・・・
豚の品種、飼養方法、出荷先までしっかりと管理された
京都府産の豚肉で、肉質は柔らかく、肉の旨み・甘みを
存分に味わうことができるのが特徴です。
昭和58年より京都府の畜産研究機関で、地域ブランド豚肉の
開発に取組み、優良な系統豚の組み合わせと能力調査を重ね、
京都府独自の三元交配により銘柄化された豚で、平成3年に
「京都ぽーく」と名付けられました。
三元豚(さんげんとん)というコトバを見かけたり、
耳にしたことはありませんか?
これは三種類の品種を掛け合わせたという意味で、
そうすることで繁殖性、産肉性、肉質のバランスに優れた豚に
仕上がるワケです。
ちなみに、京都ぽーくは、
ランドレース種と大ヨークシャー種、デュロック種の
いいとこ取りの三元豚!
さらに、旨みのある柔らかい肉質を実現するために、肥育後期の
仕上げに、大麦とパンを30%以上添加した飼料を60日以上与えるなど、
飼養管理のルールも徹底しています。
京都府農林水産部畜産課の主査である一星さん曰く、
仕上げに大麦とパンを与えることで、筋間脂肪が入り、
柔らかく甘みのあるお肉になるそうで、
(キ、キンカンシボウ・・・?)
「つまりは牛肉で言うところの霜降りですね」とのこと。
な、なるほどー(・◇・;)
そんな期待値も高まったところで、満を持してのご登場!
「旬の京野菜と京都ぽーくの角煮」です。
とーっても、美味しそう♪
・・・ん?!でも・・・か、角・・・
煮?
揚!!!!!!!!
なんと、京都ぽーくの角煮がさらに唐揚げになっております!
普通に考えると、豚の角煮を更に油で揚げたら、
すごくしつこくなりそうな気がするんですけど、
これが絶妙。
さらっと油切れの良い竜田揚げ風の衣で、
外はサクッと、中の角煮は肉しっとり&脂とろりん。
黒糖を使って煮ていることもあり、唐揚げにすることで
衣が甘~く香るのも独特だと思います。
角煮の味付け自体は比較的あっさり目で、
その分、「京都ぽーく」の旨みや甘みを感じることができます。
特に脂身の層が一般的なものより薄めで、細かく入っており、
肉パートどーんVS脂身パートどーんといった単純構造ではなく、
どこを食べても肉と脂身両方をバランスよく味わえました。
甘辛いタレとハートのデコレーションが美しいカラシを絡めて、
旬の京野菜と一緒にいただきます。
ごろごろりーっとボリュームのある角煮(4ピースくらいあった?)に負けじと、
賀茂なす、山科なす、万願寺とうがらし、伏見甘長とうがらし、九条ねぎ、みず菜、と
夏の京野菜オールスターが勢揃い。
茄子と万願寺は前菜の時と比べると食感もしっかり目で、
また違った美味しさに出会えます。
試食会のあとで、大将がこっそりと教えてくれた裏メニューが
「角煮の唐揚げと京野菜のまかない丼」
な、なんですかソレは!ウマいに決まってるじゃないすかーっ!
えーと、週に何回通えば常連認定されるのか、至急連絡をお願いします。
しっかりとしたお肉料理のあとに出てきたのは、
「アカモクとプチトマトの土佐酢ジュレ」
これはメニュー表には載ってなかった一品で、
今回のコースには含まれませんのであしからずご了承下さい。
アカモクという食材を紹介するために、試食会でのみ特別に
供されました。
「アカモク」とは・・・
丹後の海、比較的穏やかな宮津市から伊根町新井崎までの
水深2mあたりに生息する海藻で、
熱湯をかけた後、細かく刻んでかき混ぜるとオクラのような
透明なぬめりがでるのが特徴です。
面白いのは、ヌルヌル、ネバネバでありながら、その食感は
シャキシャキとしてる点。
もずくやめかぶ等とも違い、皆さん口々に
「新食感!」
と仰ってました。
これまでの「ネバネバ」とは一体何だったのか・・・!
と思えるほどに、強力な粘りなので、添えてあったスプーンでは
思うようには掬えず、
箸で摘まむと、これまた全部持ち上がりそうな勢い。
ズモモモモモ・・・・!!!!
やっぱり正式なメニューになっている
「アカモクのみぞれあん」や
「温泉たまごとアカモク」
くらいのトロみが食べやすいですね。
みぞれあんは温かく、温泉たまごの方はひんやり。
どちらもそのまま食べても美味しいのですが、
ご飯にかけると、また格別です。
2種類あるアカモクご飯ですが、日替わりで登場するとのこと!
どちらが出てくるのか、わくわくしながらお待ちくださいね。
食後は
「エスプレッソブレンドコーヒー」
でホッと一息。
そのまま畳にゴロンってできたら、この上なく幸せだね、きっと。
その場で簡単なアンケートに答えると、
ひとり一点、プレゼントがもらえます。(なくなり次第終了)
京都で暮らそうの2人は、
九条ねぎ柄の一筆箋と「まんがんじとうがらし」の文字が
シュールでカワイイ、タオルハンカチをいただきました。
こちらのコースメニューをはじめ、夏の京づくしで各店舗の
スペシャルメニューがいただけるのは7月16日からと
なっておりますが、
期間中、関連イベントとして試食会や料理教室を
開催されるお店が来週7月9日以降も9店舗も!
ただし、ほとんどのお店の試食会は特別価格&先着順と
なっているので、お早めにご予約を!
投稿日:2012.07.06