お久しぶりです、ゆばです。
朝晩涼しくなって夏も終わりな京都ですね。
秋ですね。
秋ですわ。
読書の秋のせいか、ゆばも本が読みたくて文庫本を買い漁っています。
しかし京都が舞台の小説ってたくさんありますよね。
芥川龍之介の羅生門や三嶋由紀夫の金閣寺なんかは言わずと知れた名作ですし
最近で言えば万城目学の鴨川ホルモーや
アニメにもなった森見登美彦の四畳半神話体系などなど…
でもやっぱり私は梶井基次郎の檸檬が大好きで。
何度読んでも、読み始めたら最後まで読んでしまいます。
主人公の出口の無い憂鬱と一緒に京都の街をめぐる場面も、
何も特別なドラマは起こっていないのに
主人公の心情ががらっと変わる最後の場面も。
そんな「檸檬」の最後に出てくる丸善の京都河原町店、
2005年に閉店してしまったんですね。
(今は四条烏丸のラクエの中に入っているようですが)
さらに途中で出てくる果物屋さんのモデルとなった
寺町二条の「八百卯」さんというお店も
最近調べてみたら2009年に閉店されたそうで。
もう少し京都に来るのが早ければと
今更思ってみたりします。
こうやっていつか行こういつか行こうと思って
タイミングを逃して出会えなかったものが
自分の中に積まれていくのは悲しいものです。
行きたい場所には行けるうちに、
見たいものは見れるうちに、
食べたいものは食べれるうちに。
みなさん「京都で暮らそう」で見つけた行きたいお店には
ぜひぜひすぐに行ってくださいねー
投稿日:2012.09.11