【解説】 南禅寺付近から銀閣寺まで疎水に沿ってのびる小路。 哲学者の西田幾太郎がこの道を散策しながら思索にふけったことからこの名がついたとされる。関雪桜で有名。 哲学の道の桜は近くに居を構えた日本画家・橋本関雪と妻よねが、1922年(大正11年)に京都市に苗木を寄贈したのに始まる。寄贈の経緯は画家として大成した関雪が、京都に対する報恩を考えた際によね夫人が桜を植えてはどうかと発案をした事による。 当初の木はほぼ樹齢が尽きたと思われるが、佐野藤右衛門らの手により植え替えられ手入れされ現在に至っている。代替わりをした今でも桜並木の名称として「関雪桜(かんせつざくら)」と呼ばれている。