まだまだ間に合う!京都さくらまつり2016<後半編>
ソメイヨシノは、桜吹雪となって春の嵐に美しく舞ってしまいましたが、紅しだれや大島桜、普賢象桜は今がまさに花盛り。今週末、来週末とさくらまつりも続きます。遅咲きの桜と若葉の爽やかなコラボレーションを楽しみに、ゆっくりお散歩にでかけませんか。
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鞍馬寺
【創建・由緒】
鞍馬弘教総本山。宝亀1年(770)鑑真和上の高弟鑑禎(がんてい)上人が毘沙門天を本尊として奉安したことを起源とする。
平安時代は京都の北方守護の寺として信仰を集めた。本殿金堂・多宝塔などは近年再建され、鉄筋コンクリート造り。
境内の「鞍馬山霊宝殿」の1階は、山内の動植物・鉱物などを展示する自然科学博物苑展示室、2階は寺宝展観室と與謝野晶子の遺品を展示する與謝野記念室、3階は国宝の毘沙門天像などの仏像奉安室・宝物収蔵庫がある。
本殿裏から奥の院への山道に牛若丸の遺跡がある。
- 住所:京都市左京区鞍馬本町1074
- アクセス:叡山電車「鞍馬駅」より徒歩約5分
山頂の本殿までは、更にケーブル2分と徒歩10分
または徒歩30分 - 電話番号:075-741-2003
- 営業時間:9:00~16:30
- 休業日:無休
(霊宝殿は月曜、12月12日~2月末日休館)
- 価格帯:【一般】
高校生以上/200円
中学生以下/無料
【団体割引】
20~49人/160円
50~99人/120円
100人以上/100円
【障害者】
本人は無料
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平安神宮
【創建・由緒】
明治28年に平安遷都1100年を記念して、遷都のおや神様である第50代桓武天皇をご祭神として創建。
幕末の戦乱で市街地は荒廃し、さらに明治維新によって事実上首都が東京へ遷ったことにより衰退していた京都を復興するべく、市民の情熱と全国の人々の京都への思いが町おこし事業として結実する形で建立された。
【御祭神】
第50代桓武天皇
- 住所:京都市左京区岡崎西天王町97
- アクセス:市バス「岡崎公園 美術館・平安神宮前」「岡崎公園 ロームシアター京都・みやこメッセ前」「東山二条」より徒歩5分
地下鉄「東山」駅より徒歩約10分 - 電話番号:075-761-0221
- 営業時間:参拝時間
【3月 1日~3月14日】 6:00~17:30
【3月15日~9月30日】 6:00~18:00
【10月1日~10月31日】 6:00~17:30
【11月1日~2月14日】 6:00~17:00
【2月15日~2月末日】 6:00~17:30
- 休業日:10月22日:午後
- 価格帯:【個人】大人:600円/小人:300円
【団体】(30名~)大人:550円/小人:250円
(50名~)大人:500円/小人:250円
【学校団体】高校:300円/中学:200円/小学:150円/園児:30円
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石清水八幡宮
【創建・由緒】
平安時代初め、清和天皇の貞観元年(859)弘法大師・空海の弟子で南都(現・奈良)大安寺(だいあんじ)の僧、行教(ぎょうきょう)によって創建。
行教和尚は豊前国(現・大分県)宇佐八幡宮にこもり日夜熱祷を捧げ、八幡大神様の「吾れ都近き男山の峯に移座して国家を鎮護せん」との御託宣(お告げ)を蒙る。
同年、男山の峯に御神霊を御奉安、翌 貞観2年(860)朝廷により同所に八幡造(はちまんづくり)の社殿(六宇の宝殿[ろくうのほうでん])が造営されたことを起源とする。
【御祭神】
誉田別命(ほんだわけのみこと)=応神天皇(おうじんてんのう)、比咩大神(ひめおおかみ)
- 住所:京都府八幡市八幡高坊30
- アクセス:京阪「八幡市」駅~男山ケーブル「男山山上」駅より徒歩5分
- 電話番号:075-981-3001
- 営業時間:【1月1日~1月19日】不定期(1月1日は午前0時から)
【1月20日~3月31日】6:30~18:00
【4月1日~9月30日】5:30~18:30
【10月1日~10月31日】6:00~18:00
【11月1日~12月30日】6:30~18:00
【12月31日】6:30~23:00
- 休業日:無休
- 価格帯:境内自由(無料)
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梅宮大社
【創建・由緒】
橘氏の祖・諸兄(モロエ)公の母、県犬養三千代(アガタイヌカイ ミチヨ)が、橘氏一門の氏神として相楽郡井手に祀った神社。平安遷都後、檀林(だんりん)皇后(嵯峨天皇の后・橘 嘉智子(たちばな かちこ)が現在地に移転。主な建物は元禄期焼失、すぐに再建された。
- 住所:京都市右京区梅津フケノ川町30
- アクセス:市バス「梅ノ宮神宮前」より徒歩3分
阪急「松尾大社」駅より徒歩15分 - 電話番号:075-861-2730
- 営業時間:9:00~17:00
- 休業日:無休
- 価格帯:大人:500円/小人:250円
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千本ゑんま堂 引接寺
【創建・由緒】
高野山真言宗。小野篁(おのの たかむら)が開基。寛仁期、恵心僧都の法弟、定覚(じょうかく)上人が創建。
百人一首の歌人として知られる小野篁(802~853)は、この世とあの世を行き来する神通力を有したとされており、昼は宮中に赴き、夜は閻魔之廰に仕えたとの伝説を残している。
篁は閻魔法王より現世浄化のため、塔婆を用いて亡き先祖を再びこの世へ迎える供養法で、後に我が国の伝統習慣である「盂蘭盆会(お盆行事)」へと融合発展する法儀「精霊迎えの法」を授かった。その根本道場として、朱雀大路(現・千本通り)の北側に篁自ら閻魔法王の姿を刻み建立した祠が、開基とされる。
- 住所:京都市上京区千本通寺之内上る閻魔前町34番地
- アクセス:市バス「千本鞍馬口」より南へ徒歩すぐ
市バス「乾隆校前」より北へ徒歩すぐ - 電話番号:075-462-3332
- 営業時間:境内参拝自由
- 休業日:無休
- 価格帯:境内参拝自由
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仁和寺
【創建・由緒】
真言宗御室派総本山。仁和2年(886年)第58代光孝天皇が「西山御願寺」と称する一寺の建立を発願したことに始まる。
しかし翌年、光孝天皇は志半ばにして崩御したため、第59代宇多天皇が先帝の遺志を継ぎ、仁和4年(888年)に完成。寺号も元号から仁和寺となった。
応仁の乱(1467年)で焼失。寛永期、覚深(かくしん)法親王(後陽成天皇第一皇子)が徳川家光の援助で再興。同時期の皇居建替えに伴い、旧皇居の紫宸殿・清涼殿・常御殿などが仁和寺に下賜され、境内に移築された。
仁和寺御殿は、常御殿を移築したものであったが、明治期に焼失。現在の建物は明治期末〜大正初期に再建されたもの。
平成6年(1994年)に古都京都の文化財の1つとしてユネスコの「世界遺産」に登録。
【庭園の特徴】観賞式
- 住所:京都市右京区御室大内33
- アクセス:京福電鉄北野線「御室」駅より徒歩10分
市バス「御室仁和寺前」より徒歩1分 - 電話番号:075-461-1155
- 営業時間:【御殿】
3~11月/9:00~17:00
12~2月/9:00~16:30
※いずれも閉門30分前受付終了
【霊宝館】
9:00~16:30
春季/4月1日~5月第4日曜日まで
秋季/10月1日~11月23日まで
- 休業日:無休
- 価格帯:【御殿】大人・高校生:400円/小・中学生:300円
【霊宝館(期間限定)】大人:500円/中・高校生:300円
【茶室〈遼廓亭・飛濤亭〉特別拝観】1,000円
※別途、御殿拝観料も必要。5名様以上で7日前までに要予約
【特別入山料(御室桜開花期間)】大人・高校生:500円/小・中学生:200円