鶴島亀島
大刈込
座視観賞式 廻遊式 浄土式庭園 舟石
【忘筌席】 西日や風を避けるために庭との境に障子をはめ込み、吹き抜けにした下半分の枠から庭園を眺める。露地の手水鉢「露結」の水面に日差しを反射させ、室内に光を取り込む。 また、複数の灯籠の部材を寄せ集めて一基の灯籠とした「寄せ燈篭」も著名。
室町幕府3代将軍・足利義満が公家の山荘を譲り受け、北山殿を造営したことを起源とし、義光の死後、禅寺に改め義満の法号をとって鹿苑寺と名付けられた。 衣笠山・左大文字山を借景とした池泉回遊式・舟遊式庭園(特別名勝・特別史跡)。 約6600㎡の鏡湖池(きょうこち)には神仙思想が取り入れており、蓬莱島(葦原島)、鶴島、亀島など大小の島や、諸大名に贈られた各地の名石も配されている。 三尊石組・九山八海石・護岸石組が見られ、港に停泊する船を表現した夜泊石もある。 また龍門の滝も有名。鯉が滝を登ると龍になるといわれる中国の故事・登竜門にちなみ、滝の下には鯉に見立てた鯉魚石が置かれている。 その他、金森宗和作の茶室・夕佳亭、四つ目垣の変形種・金閣寺垣、足利義満が手植えしたと伝えられる陸舟の松など。