【創建・由緒】 約1000年前、橘行平卿が因幡(現在の鳥取県)の一宮へ天皇の使いとして参詣。その帰洛の途中、夢のお告げによって海中から引き上げた薬師如来を本尊として開基したお寺、というのが通説。この本尊は一木作りの優品で重要文化財に指定されており、日本三如来のひとつに数えられる。 また子母澤寛の「新撰組始末記」の中では、「芹沢鴨が偽物と思って刀を突きつけた虎に吠えられて驚いた場所」としても紹介されている。 平等寺(因幡薬師)にまつわる話は数多く残されており、その長い歴史の中で、人々の心の拠り所であり続けてきたことが判る。
知る人ぞ知る「因幡薬師の手作り市」は、なんと京都市内のど真ん中、ホテルやビルが立ち並ぶ中で毎月和やかに催されています。 規模は小さいですが、顔見知りのご近所さんのような、懐かしくあたたかな雰囲気です。
2010年4月よりスタートの“アートでスタイリッシュ”をテーマにした手づくり市。 有名建築家・安藤忠雄氏が設計した庭園美術館「京都府立陶板名画の庭」を会場として、1月と10月を除く毎月第1日曜日に約40~60展のクラフト(手づくり)作品のお店が並びます。
手づくり市の先駆けともいえる「百万遍さんの手づくり市」。20年ほど前、手づくりの作品を発表する場としてわずかな店舗数で始まった手づくり市ですが、今では毎月400店以上が軒を連ねる大賑わいの市です。
「百万遍さんの手づくり市」の姉妹市。「一木手づくり市」の名で親しまれていましたが「梅小路公園手づくり市」と名称を変えました。 会場は平坦でスペースもゆったりしており、通路の幅も広いため、お子さん連れにおすすめ。特に早い時間は、のんびりと楽しむことができます。
平安建都1200年の記念事業として建設され、平成8(1996)年に開館。東山・岡崎エリア、平安神宮近くに位置する京都最大級のイベント会場。 旧京都市勧業館及び京都市伝統産業会館の役割を継承しており、伝統産業をはじめとしたあらゆる産業界の展示会・会議・学会・式典・セミナー・ 講演会・会社説明会・研修から、懇親会・立食パーティなど、多様な用途に対応している。
【創建・由緒】 昭和十年、赤穂義士 大石内蔵助良雄の義挙を顕彰するため、大石内蔵助良雄公をご祭神として、大石隠棲の地に京都府知事を会長とする大石神社建設会、山科義士会、また当時浪曲界の重鎮であった吉田大和之丞 (奈良丸) を会長とするもの等の団体が組織され、全国の崇敬者により創建された。
【創建・由緒】 高野山真言宗。小野篁(おのの たかむら)が開基。寛仁期、恵心僧都の法弟、定覚(じょうかく)上人が創建。 百人一首の歌人として知られる小野篁(802~853)は、この世とあの世を行き来する神通力を有したとされており、昼は宮中に赴き、夜は閻魔之廰に仕えたとの伝説を残している。 篁は閻魔法王より現世浄化のため、塔婆を用いて亡き先祖を再びこの世へ迎える供養法で、後に我が国の伝統習慣である「盂蘭盆会(お盆行事)」へと融合発展する法儀「精霊迎えの法」を授かった。その根本道場として、朱雀大路(現・千本通り)の北側に篁自ら閻魔法王の姿を刻み建立した祠が、開基とされる。