昭和2年(1927年)に、亀屋良則より別家して創業。代表菓子は「浜土産(はまづと)」で、初代がまだ亀屋良則に奉公していた大正時代に考案されたお菓子です。「浜土産」は、檜葉をあしらった磯馴籠(そなれかご)に本物の蛤が入れられていて、一見ほんものの潮干狩りのお土産と間違えそうです。蛤の貝殻を開けると、琥珀色の寒天の中に味噌風味の浜納豆が一粒。蛤の中ににどうやって寒天と浜納豆を流し込むのかは秘伝とされていますが、ぴったりと閉じた貝殻は真空状態に近く、また、添えられた檜葉が防腐剤の役割を果たすため、夏場でも常温で5日間ほど日持ちします。食す時にはしっかりと冷やしてから、貝殻の滑らかな方へ爪を入れて開き、琥珀色に光る美しい形をしばし愛でてから、空いた殻ですくっていただきましょう。エンジ色の建物のお店は、昔ながらの座売り方式で、小上りに腰かけて黒い重箱に入った見本をみせてもらってお菓子を選ぶというスタイル。慣れないと少し緊張しますが、御菓子司の伝統的な風情を、束の間味わうことができます。
基本情報
名称 | 亀屋則克 |
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住所 | 〒604-8182 京都市中京区堺町三条上ル大阪材木町702 |
アクセス | 地下鉄「烏丸御池駅」より徒歩8分 阪急「烏丸駅」より徒歩10分 |
TEL | 075-221-3969 |
ホームページ | http://www.kameyanorikatsu.com/ |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 日曜日・祝日・第3水曜日 |
店内飲食 | 不可 |
お持ち帰り | 可 |
地方発送 | 可 |
オススメ | 浜土産(はまづと) ハマグリの貝殻に浜納豆が1粒入った琥珀羹を流し込んだお菓子です。見た目がとてもユニークで、意外にも常温で5日、冷蔵庫で一月と日持ちもするので、ちょっと気の利いたお持たせにぴったりです。 |
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