江戸時代末期の安政3年(1856年)、石川県は加賀の菓子職人・金屋庄七(のちに金谷正廣と改名)が上京し、創業されました。初代は、明治の初め頃、京都・北野上七軒の天台宗盛宗・西方尼寺に出入りを許されており、時の西方寺尼寺の住持・信随尼から、そこに伝わっていた真盛豆(しんせいまめ)の製法を伝授され、改良を加えて菓子としたそうです。なお、真盛豆とは、もともと、室町時代に天台真盛宗の開祖である聖僧真盛上人が考案し、これを西方寺尼寺の開祖である盛久・盛春両尼に伝授したものです。天正15年(1587年)の北野大茶会の時には、豊臣秀吉公がこれを召され、「茶味に適す。」と称賛し、同行した細川幽斎は「苔のむす豆」とたとえたと伝えられています。お店は、堀川下長者交差点より西へ2筋入った所。真盛豆は、お店で購入できる他、明智光秀のお墓があることでも有名な天台真宗総本山西教寺(大津市)でも買い求めることができ、また、明治の元老・山縣有明の元別荘「無隣庵」では、小川治兵衛(植治)作の庭園を眺めながら、お抹茶とともにいただくことができます。
基本情報
名称 | 金谷正廣菓舗 |
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住所 | 〒〒602-8117 京都市上京区下長者町通黒門東入吉野町712 |
アクセス | JR京都駅より 市バス9、50系統 四条河原町より 市バス12系統 「堀川下長者町」(停留所)下車 西へ100m |
TEL | 075-441-6357 |
FAX | 075-441-2584 |
ホームページ | http://shinseimame.com |
営業時間 | 9:00~18:00 |
定休日 | 水 |
お持ち帰り | 可 |
オススメ | 真盛豆 煎った丹波黒豆に大豆粉を幾重にも重ね、青のりをかさねたもの。160g入(16粒前後入)800円(税別)~。利休井筒入り 270g入2,000円(税別)~。 |
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