創業は1503年。川端道喜は500年続く和菓子屋で、室町末期から明治2年に天皇が東京に移られるまでの300年以上にわたって、毎朝御所に天皇の食事(御朝餉)を運んだ歴史があります。その名残として、京都御所の正門「建礼門」の東隣に、別名「道喜門」と呼ばれる門が残っています。初代道喜は渡辺道喜と名乗り、千利休とともに武野紹鷗(たけのじょうおう)の門人となり、茶を学んだそうです。その後4代目で、家が御所の川そばにあったため、人々が川端の道喜と呼ぶようになり、それが家名となりました。14代目店主は『和菓子の京都』を著し、天皇家の歴史や京菓子などについて、詳細な内容を後世に伝えられています。現在で16代目。名物は「道喜粽」で、和菓子特殊銘柄18品の1つに挙げられたお菓子です。なお、和菓子特殊銘柄とは、物資困窮の戦時下の昭和17年(1942年)、京都の和菓子作りの伝統を後世に残すため、京都府が砂糖などを特別配給・保護を行ったお菓子です。川端道喜は、粽のほかにも、開炉の茶事で提供される「亥の子餅」や、裏千家新年大茶会で提供される「御菱葩」いわゆる「花びら餅」を作っていることでも有名な和菓子屋です。
基本情報
名称 | 川端道喜 |
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住所 | 〒〒606-0847 京都府京都市左京区下鴨南野々神町2-12 |
アクセス | 京都市営地下鉄「北山駅」より徒歩2分 京都市営地下鉄「松ケ崎駅」より徒歩7分 JR京都駅・四条河原町から市バス4系統 「野々神町」停留所下車し、徒歩すぐ |
TEL | 075-781-8117 |
営業時間 | 9:30~17:30 |
定休日 | 水 |
個室 | 無 |
駐車場 | 無 |
お持ち帰り | 可 |
オススメ | 道喜粽 吉野葛に上白糖を加えて練りあげた「水仙粽」と、こしあんを練りこんだ「羊羹粽」の2種類。笹の葉で包んで、い草で手巻きしてあり、笹の移り香が心地良い。1束3612円(税抜)。 |
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