祇園祭に伝わる銘菓「ちご餅」。「疫を除き福を招く」と伝えられています。
総本家若狭屋から暖簾分けされた和菓子屋、ニ條若狭屋。代表銘菓は「家喜芋」。丹波山芋(つくね芋)の皮で餡を包んだ焼菓子です。 香ばしい風味と上品な甘さは今でも人気が高く、ご進物用にも重宝します。3種類の大きさがあり、こしあん(大)、つぶあん(中)、しろあん(小)、と中身も異なります。予約をすれば二階のお茶室もご利用出来ます。
後陽成天皇在位中(1586~1611)から御所の御用を承ってきた老舗。一条店の西には美しい庭を眺めつつ菓子が楽しめる菓寮(喫茶)があります。 そこで味わえるのが四季折々の季節感あふれる美しい日本の風情を表現した生菓子。半月ごとに種類が替わる京都限定の生菓子は細やかな季節の移ろいを感じさせる逸品揃い。
昭和53年、祇園辻利内に設けられた「お茶飲み道場」が起源となるこのお店。 祇園本店の前にはいつも長蛇の列!!ですが、確実にその価値アリ! 極上の宇治茶を『飲』んで愉しむだけでなく、『食』べても愉しむことができますよ。
京都東山の高台寺参道、ねねの道沿いの甘味処。 名物の草わらびもちは、宇治小山園の上質抹茶をふんだんに使用しており、抹茶の風味が存分に味わえます。 京都駅の伊勢丹やギフトショップでも常設販売しているので、気軽にお土産として買うこともできます。
三条商店街の入り口にいつも行列が絶えないのは、出町ふたばの「豆餅」のしわざです。
古都の風情と伝統ある京菓子の技術を活かしつつ、独自の創造性を持って時代のニーズに応えてきた『鼓月』。 銘菓「華」は菊花の形が雅やかな黄味餡の焼饅頭。昭和30年当時タブーとされていたバターやクリームなどの洋風材料を使い、京菓子の伝統も踏まえながら生み出した一品です。 また、ほくほくとした食感とクリームがマッチした和風クッキーのような「千寿せんべい」は京都に暮らす人なら一度は口にしていてもおかしくないほどの、おつかいモノの定番。
菓子と蕎麦の二本柱で、約550年続く歴史のあるお店です。代表銘菓「そば餅」はもちろん、歴史のあるお蕎麦は、使う素材も器の素材も吟味し、ほんものをお出しすることを心がけているそうです。
江戸時代、鳥羽街道の茶屋の娘「おせき」さんが作った名物餅。450年の伝統が受け継がれています。新選組・近藤勇も食したと伝えられています。
日本「唯一」の金平糖専門店。創業1847(弘化4)年とその歴史は古く、特異なお道具たちは博物館で展示されるほど。季節にちなんだ味もあったり何度でも訪れたくなる銘店です。 弘化4年(1847年)、初代・清水仙吉が百万遍の地で暖簾をあげ、砂糖味の金平糖を作りはじめました。3代目から少しずつ肉桂、濃茶などの味をつけ、4代目には本格的にさまざまな味のバリエーションを生み出し、現在は5代目とともに約50種類ほどの金平糖を作られています。金平糖はもともと、1546年にポルトガルからもたらされたお菓子で、織田信長も宣教師から贈られ、その形と味にたいそう驚いたと伝えられています。当時は公家や高級武士しか口にすることができない貴重な品とされ、その製法も秘密でした。後に、長崎・京都・江戸と、日本でも金平糖が作られはじめましたが、レシピはなく、五感を使いながら体で覚えていく一子相伝でその技術は受継がれてきました。定番の金平糖(苺・蜜柑・檸檬・メロン・林檎・肉桂・生姜・巨峰・天然サイダー・桃・ばなな・パイン・バニラ)の他、季節限定(例:梅あられ・桃あられ・さくらんぼ・ぶるぅべりぃ・ヨーグルト・完熟マンゴー・空中すいか・らいち・焼栗・ラフランス・トマト等)、特選(紅茶・珈琲・ほうじ茶・濃茶・ミルク・黒胡麻・蕎麦ノ実黒糖等)、さらには毎年ごく少量しか作られないという究極の金平糖(チョコ・キャラメルあられ・シャトーヴァンブラン・ブランデー・梅酒・日本酒・ヴォーヌロマネ・宝来豆)など、種類が豊富で、これだけあれば好みの味が必ず見つかるというもの。詰め合わせにすると色合いも美しく、贈答品としても喜ばれています。