京都の三大祭である賀茂祭(葵祭)の前儀として
毎年5月3日に行われる下鴨神社の流鏑馬をご存知でしょうか?
葵祭(5月15日)の当日、御所より下鴨神社へ至る行列の道中が
平穏無事に行われるよう、祓い清めるために行われる神事のひとつです。
全長500mの馬場を狩装束に身を包んだ射手が 疾走する馬上から
3箇所の的をめがけて矢を射る!
その勇壮な姿に、普段は静かな糺の森も、 観衆の熱気で沸き返ります。
本気で見るなら、昼前から場所取りをするか 有料拝観席(当日正午から参道にて販売)が確実。
観光の合間にふらっと立ち寄るなら、15時頃が狙い目。
最後まで見ずに帰る人と入れ違いで、意外と前の方で見られるかも!
前の方で見られるのに越したことはないのですが、 もうひとつ重要なのが、
どの位置から見るかです。
下から見るか?横から見るか? ・・・それは打ち上げ花火でしたね。
一の的、二の的、三の的、どこから見るか。
一の的は、疾走感はやや弱めですが、命中率が高く壮快。
二の的は、疾走感と命中率のバランスが良く、馬上拝舞も見られる。
三の的は、命中率はやや劣るが、疾走感があり馬の美しさと迫力を堪能できる。
個人的には、疾走中の馬上で箙から矢を抜いて弓につがえる動作に
グッとくるので、二の的付近がマイ・ベスト!
とはいえ、おそらく、どこから見ても興奮します。
ブワッと血が沸き立つような感覚があります。
『続日本紀』には、あまりに見物客が集まりすぎるため
禁止令が出たこともあると記されているそうですから、
流鏑馬には古くから日本人を惹き付ける何かがあるのかもしれませんね。
(堀川)
併せて行きたいおすすめスポット
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・・・下鴨神社・糺の森のみたらし池に湧き出す水の泡を形取って作られたというみたらし団子は、ここが発祥の地。まず一つ泡が浮かび上がり、少し間を開けて4つの泡が浮かび上がったことに由来して、こちらのみたらし団子は一串に5つあるお団子が1個と4個に間をあけて刺さっているんですよ。
出町ふたば
・・・豆餅といえば、ここ。その行列すら名物というか、風物詩になっているかもしれませんね。時々、エアポケットのような時間帯があって、全く並ばずに買うことが出来ることがありますが、さすがにゴールデンウィークは並び覚悟で、ですね。
falafel Garden
・・・素敵なお庭を眺めながら、ヘルシーランチはいかがですか?2階にはキッズスペースもあるので、お子様連れの方も安心。ベーガン料理、ベジタブル料理、チキン料理があります。(※ベーガンとは肉・魚・卵・乳製品を使っていない食べ物のこと。)
投稿日:2012.05.01