シェプロのはちみつコラム第12回は「自然に健康に生きていくということ」についてご紹介します!
出典:「http://www.fukei-kabegami.com/world/5-europe-kid/121.html」
1年続きましたシェプロのはちみつコラムも、とうとう最後を迎えました。
はちみつの歴史や、日々の生活においしく取り入れられるレシピなどをご紹介してきましたが、
いかがでしたでしょうか?
最後となる今月は、私たちが生きていく上で欠かせない“健康”と“自然”の係わりについてお話したいと思います。私たちの口にする食べ物は、いったいどうやって生み出されているのでしょうか?
「人と自然と動物の関係」
出典:「http://www.midorinokomichi.net/examine/post_34.html」
上の図は、小学校の教科書などで見たことのある方は多いと思います。食物連鎖のピラミッドの図です。
人間は一番上のロゼッタストーンの位置にいます。
私たちは様々な植物や動物を食べて生きていますが、それでは自分たちの食べる野菜や果物、
牛やニワトリだけを大切にすれば良いのでしょうか?
答えは「いいえ」です。
野菜や果物も栄養を必要としています。牛やニワトリも、食べ物を食べて生きています。
野菜や果物の栄養は土の微生物が作っています。牛やニワトリの食べ物は、土が育てた他の植物です。
ということは、ピラミッドの一番下の植物や微生物に至るまで、全てが存在しているおかげで、
私たちも生きている、ということになります。
ピラミッド図は、「私たちはあらゆる自然によって生かされている」ということを示す大事な図です。
「オーガニックフード・スローフード」
出典:「http://www.ethica.jp/1977/」
色々なメディアやスーパーなどでも目にする、「オーガニックフード」「スローフード」
これらの言葉の正しい意味はご存知ですか?
「オーガニックフード」
①環境の保全…化学農薬や化学肥料を使わず、水、土、大気を汚染から守る。
②保存料、着色料など添加物をできる限り減らし、食品の安全性を保つ
③自然の動植物を守り、生態系を保つ
④児童労働や植民地栽培などの禁止…人道的な社会の実現
以上の条件を満たしている物を、国際的に「オーガニックフード」と呼んでいます。
「スローフード」
イタリア発祥の食品運動のこと。工業製品ではなく、昔からの作り方や食材、地域に合った伝統的な手作りの食品を見直し評価するムーヴメントです。
2つの言葉は、厳密には違いますが、似ている部分がありますね。
すなわち、「周囲(地域)の生態系を大事にし、人工的な手を加えない素の食材を評価する」ところです。
「地力」という言葉があります。
土にも栄養分があり、同じ土地で同じ物ばかり育てたり、化学肥料を使ったり、すると土の養分が尽き、作物が育たなくなります。
また、見た目は育っていても栄養分の少ない作物になってしまいます。
「オーガニックフード」や「スローフード」は大量生産の食材ではありません。
しかし、その土地の風土に合い、土の養分も十分にもらった、生き生きとした食材あり、
それを食べる私たちの身体により良い影響を与えてくれる食品です。
「オーガニック・スローフードで心も癒される?」
出典:「http://rcnbf.ca/assistance/」
自然に近い食べ物が体に良いことは大抵の方はご存知だと思います。
では、「オーガニックフード」や「スローフード」が心にも影響を与えるらしい、ということはご存知ですか?
自律神経失調症やうつを食事で改善していくのは、本やインターネットでも知られています。
偏った食生活が続くと少しずつ心身が侵されていき、ある日病となって表に現れます。
一度病になってしまった心身を元に戻すのは時間のかかることです。
病になった時は薬を飲みます。
ですが、薬は悪くなったら飲むもので、悪くないのに飲むものではないですよね?
「オーガニックフード」や「スローフード」は、心身にストレスをかけず病を改善させたり、
病になりづらい心身を作る大きなパワーを持っています。
以前お会いした方には、自律神経の病となった際、薬の副作用が重く、食生活を見直し、オーガニックの食材を徐々に取り入れていくことで、1~2年で病が回復した、というお話を伺ったことがあります。
毎日気軽に取り入れられるから、という理由で、生はちみつも食生活に取り入れていらっしゃいます。
<生はちみつのあるオーガニックライフ>
生はちみつはローハニーと呼ばれ、「オーガニックフード」であり、「スローフード」でもあります。
最近は「スーパーフード」とも呼ばれています。
ハリウッドセレブが積極的に取り入れていることが本で紹介され、注目を集めています。
スーパーモデルのミランダ・カーさんは、オーストラリアの小さな村で生まれ、ご両親の作ったオーガニック野菜を食べて育ったそうです。
「オーガニックの食べ物を食べると、とにかく元気になり、感情的にもベストな状態になれる」
とのこと。
しかし、ストイックにオーガニックフードのみ!という生活もしていないそう。
それが逆に心にストレスを与えることになるので、オーガニックの食物を選べるときに選ぶ、
というゆったりと長くオーガニックライフを続けているそうです。
食べ物は人間が健康に生きていく上で一番大切なものです。
基礎の丈夫な家がより良く長持ちするように、私たちも「人間の基礎である心身を作っていく」生活を今から始めませんか?
生はちみつは、気軽に取り入れることのできる「オーガニックフード」「スローフード」の1つです。
自然と共に生きる、生はちみつのある生活を―――
[ナビゲーター] シェプロ 丹山 富江 プロフィール
仕事:
河原町二条「シェプロ」にて、日々体と心が喜ぶfoodについて勉強しています
趣味:
カフェ巡り。読書。
好きな作家:
アガサ・クリスティ/アーシュラ・K・ル=グウィン
投稿日:2016.05.09