コラム

「はちみつの歴史について」 シェプロのはちみつコラム~第1回~

今月より全12回でお届けする、シェプロのはちみつコラム。
担当させて頂きますのは、京都河原町二条にありますシェプロの丹山です。

はちみつってそもそもどういうものなの?
健康に良いって聞くけど何に良いの?
実際にはちみつをどう使えば良いの?

コラムでは、そんなはちみつに関するいろいろな疑問を解決しながら、日常生活で使いやすい方法をご提案させて頂けたら、と思っています。どうぞよろしくお願いします!

今月は早速、「はちみつってどういうものなの?」という素朴な質問に、はちみつの歴史を踏まえてお答えしたいと思います。

「人類がはちみつに出会ったのは、なんと○年前!?」

最近テレビや雑誌で良く聞かれるようになった「はちみつ」。
実はルーツはヨーロッパにあります。ヨーロッパではハーブと共に生活の一部となっており、「はちみつは心と体を癒す薬」ということわざがあるくらい、古来より食用だけではなく幅広い分野で使われてきました。
それでは、そのはちみつと人類が初めて出会ったのは、どれくらい昔のことなのでしょうか?

A.答えは、なんと約1万年前です!

こんなに古い時代からはちみつが! アラニア洞窟壁画図

1万年前は、クロマニヨン人の時代。

スペインで発見された壁画洞窟には、女性がはちみつを採集する様子が描かれています。(当時は野生ミツバチの巣をそのままget!まさに命がけです)
ちなみに、養蜂としてのはちみつの歴史は5,000年前のエジプト時代から始まったと言われています。

「クレオパトラも使っていた美容薬~生はちみつ」

©1963.CLEOPATRA

では、昔の人は、実際にはちみつをどのように使っていたのでしょうか?

(1)内用薬や外用薬として

古代エジプトの医学書や古代中国の漢方の書に、はちみつの活用法が書かれています。
ニキビや口内炎、火傷や傷の治療に有効なだけではなく、便秘や下痢などの症状にも良いことが分かっています。 (現在の研究でも、生はちみつによってチフス菌や赤痢菌が死滅することが分かっています!)
また、神経不安やてんかんをしずめ、胃腸を始め内臓を元気にするとも書かれています。眼の治療にも用いられたそうです。色んな治療に大活躍のはちみつです♪

(2)美容薬として

はちみつは女性に嬉しい美容にも使われていました♪
世界三大美女として有名なエジプトの女王クレオパトラは、薬草や美容の研究者として、多くの美容法を生み出したことでも知られています。彼女はお肌の保湿や透明感、しみやシワ、吹き出物に生はちみつパックが有効であることを知っていました。(美女の探究心に頭が下がります!)
昔から女性たちは、生はちみつの力を熟知し、日々の生活に取り入れていたのです。

このように、はちみつは心と体の健康の為だけではなく、女性の美容にも欠かせないアイテムとして、何千年も人々に愛され続け、現在に伝わっています。養蜂技術やミツバチの生態研究もぐんと進歩しましたので、現代はよりハイクオリティなはちみつを手に入れることができるようになりました!

はちみつにどのような効能があるか、歴史と共にご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?

何かあったらとりあえずはちみつ!と言って良いほど、日常的に使われていたのですね。
生はちみつは無添加・非加熱・完熟の、発酵食品です。何千年もの歴史を経て愛されてきたスーパーフードですから、上手に生活に取り入れていきたいですよね♪

次回は、ハリウッドセレブ愛用の「生はちみつ(ローハニー)とスーパーフード」についてご紹介します♪

 

[ナビゲーター] シェプロ 丹山 富江 プロフィール

仕事:
河原町二条「シェプロ」にて、日々体と心が喜ぶfoodについて勉強しています
趣味:
カフェ巡り。読書。
好きな作家:
アガサ・クリスティ/アーシュラ・K・ル=グウィン

 

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投稿日:2015.06.05

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